ボディメイクコラム

Column

2016/10/19

ダイエットはビデオテープの巻き戻し

ボディメイクコラム

 

このような質問をよく受けます。

 

 

 

Q.「どれくらいで痩せますか?どれくらいで効果が出ますか?」

 

 

 

決まって私はこう答えます。

 

 

 

A.「そうですね、人によって違いますね。」

 

 

 

あなたが理想とする体重が有るのならば、“理想の体重から現在の体重になるまでの期間”と同じだけの時間が掛かります。

またはそれくらいの期間は掛けたほうがいいと思います。

 

 

具体的に述べると、

1年で5kg太ったなら、1年かけて5kg減量する。

3年で10kg太ったなら3年で10kg減量する。

こういう事ですね。

 

 

つまりダイエットは、

 

 

 

「ビデオテープの巻き戻し」

 

 

 

最近ではビデオテープで映画を観たり、録画したりすることは殆ど無くなりましたが、最後まで観終わって巻き戻しして始めに戻る。あの感覚を思い出してほしいと思います。

 

 

ビデオデッキで巻き戻しをすると通常再生よりも早く巻き戻すことが出来る「高速巻き戻し」が有りますが、物理的にテープの張力は通常速度の時よりも負担が大きくなります。

 

 

これをダイエットしている時の身体に置き換えた場合、理想の体重から現在の体重になるまでの期間よりも速く痩せようとする(高速巻き戻し)と、あなたの身体にかなりの負担が掛かるという事です。

 

 

お勧めするのは、通常速度に出来るだけ近い速度で巻き戻しすること。

 

 

1年で5kg太ったなら、1年かけて5kg減量する。

3年で10kg太ったなら3年で10kg減量する。

これが通常速度での巻き戻し。

 

 

1年で5kg太ったものを、2ヵ月で5kg減量する。

3年で10kg太ったものを、6ヵ月で10kg減量する。

これは倍速以上での巻き戻し。

 

 

もっとすごいのは

1年で5kg太ったものを、1ヵ月で5kg減量する。

3年で10kg太ったものを、2ヵ月で10kg減量する。

これはもうビデオテープの巻き戻しではなく、

 

 

「DVDのチャプター飛ばし」

 

 

人間の構造は、DVDでは有りません。

どちらかといえばビデオテープです。

 

 

最近の流行りは“チャプター飛ばしダイエット”ですが、身体の負担はもちろん精神的な苦痛を伴っていることが多いのではないでしょうか。リバウンドしやすいダイエット方法ですし。

 

 

一方でチャプター飛ばしダイエット(短期ダイエット)のメリットもありますので、それについては下記の記事を参考にしてみてください。

 

 

 

 

※過去記事↓タイトルをクリックしてください。

みんなでライザップにいこう!

sport, fitness, teamwork, bodybuilding and people concept - young woman and personal trainer with barbell flexing muscles in gym

 

 

 

 

 

あなたが取り組んでいるダイエットの「数値目標に対する期間」は、

 

 

ビデオテープの通常速巻き戻し?

ビデオテープの高速巻き戻し?

DVDのチャプター飛ばし?

 

 

どれに当てはまるでしょうか。

 

 

身体的、精神的に負担が少ないのは「通常速度の巻き戻しダイエット」です。

 

 

痩せなきゃいけない!変わらなきゃいけない!今のままの自分では駄目だ!

そんな強迫観念から焦って取り組む「高速巻き戻しダイエット」或いは「チャプター飛ばしダイエット」になっていませんか?

 

 

ダイエットそのものが趣味だったらいいんですが、多くの人はダイエットを成功させたら手に入る “何か” が真の目的のはず。

 

 

その目的(着たい洋服を着こなせるスタイルになる、食べたいものを気兼ねなく食べられる、異性からモテモテになりたい)などに対して、そんなに焦って早く痩せる必要があるかどうかです。

 

 

あなたが考えているよりスローペースでもいいのではないでしょうか?

そして「通常速度の巻き戻しダイエット」の先に待っているのは、

 

 

 

“自分がダイエットをしているという概念の卒業”

 

 

 

真の目的が明確化、意識が強調されて、苦痛なんて一切なく取り組めるようになります。

何せ、ダイエットしていないですから、通常速度の巻き戻しでさえ必要無くなります。

 

 

そもそもダイエットという定義自体、誰が、いつ、考えたんでしょうか。

この業界に身を置いている著者だからこそ言いますが、実はダイエット産業って、一番不毛なんです。

太ってしまったことに対してフォーカスして、問題化しているから、際限がありません。

 

 

太っているという定義は、主観的か客観的かによっても全然違うし、曖昧なもの。

その曖昧さを問題化(視)させて商売をしているのが、現在のダイエット産業の全体像。(ちょっと悲しい…)

 

 

人は物事を問題化(視)すると、その問題を「不安」に変えてしまいます。

人は「不安」に対して財布の紐が緩くなるんです。

 

 

例えば、ブランド物を持っていないと自分の価値を見出せない心理が分かり易いでしょう。

ノーブランドの洋服やバッグだと、自分が認められない、選んでくれない、好きになってくれない。

 

 

その「不安」から、“数千円で買える品質” の洋服やバッグに、ブランドロゴが付いているだけでウン十万円出してしまう。

見事にメディアに洗脳されているということです。

 

 

ダイエット産業でいえば、太っていないのに太っていると思わせ不安を煽ったり、痩せていさえすれば綺麗だという誤った「美人の定義」をメディアによって刷り込まれている。

だからこそダイエット産業は商売として息が長く、時代が変わっても成り立ちやすいんです。

 

 

私の記事をよく読まれている方はもうお解りかもしれませんが、本質は、そこではありません。

この概念については長くなるので、次回以降の記事に書きたいと思います。

 

 

話が逸れました。

今回のテーマは「ダイエットはビデオテープの巻き戻し」。

まとめておくと、

 

 

 

ビデオテープ構造の人間が、DVDのチャプター飛ばしみたいなダイエットをして、繰り返し過ぎると、壊れちゃうよ!

 

 

 

そしてパーソナルトレーナーである著者のダイエット指導は、ダイエット概念の “卒業者” になっていただく為のものです。

 

他のフィットネスクラブやトレーニングジムと比較・差別化するなら、プリンシパルの魅力はおそらく其処でしょう。

プリンシパルのサービスは、業界においても多数派のサービスや方法では有りませんので、一般受けしません。

合わない方も結構いらっしゃいます。

 

 

しかしながら、掛かる期間は違えど波長が合う方は、皆さんめっちゃ美人になります。

 

 

プリンシパルの会員様ではない方も、自分に合ったパーソナルトレーナーやアドバイザー、環境が見付かることを著者は願っています。

お金を払ってまで貴方が相手に合わせる必要は一切なく、合わなければまた次を探してくださいね♪

 

 

今回も最後まで読んでいただき有り難う御座居ました♡