ボディメイクコラム

Column

2016/10/01

食べなければ痩せるのに、なぜ食べるのか?

栄養

 

ほとんどの人は食べる量を調節すれば痩せるというのは分かっている事だと思います。

いわゆる食事制限ってやつですね。

 

 

でも食べ過ぎをやめられない。

これってどういうことだと思いますか?

 

 

考えられるタイプは2つあります。

 

 

①食べることが好き

②食欲の中毒症状

 

 

①タイプの人はシンプルに、食べる事が好きで、ひとりで食べるのも好きだし友人・恋人・家族、いろんな人と一緒に食べるのも好き。

「食」を楽しんでいるということですね。

 

 

②の人は本当は食べなくていいもの(量)を、脳が錯覚して食べたいと思わせてしまっているケース。

主に砂糖や小麦粉を中心とした糖質が原因になっている糖質依存症が考えられます。

 

 

 

ダイエットとうまく付き合いながら人生を歩んでいくのであれば、①タイプの食べる事が好きな人が「食」の制限をすることはお勧め出来ません。

もし人間の三大欲求といわれる中でもこの「食欲」が優先順位1番なのであれば、本能であり最も楽しめる欲を抑え込むことになります。

快楽、幸福感、楽しみを減らしてダイエットするという事です。

 

 

著者がよく書くことですが、そんな苦しいダイエット、生涯続けられますか?

続けられない事は続けられなくなったらそこまで。停滞か後退してしまうことがほとんどです。

なので①タイプの人がダイエットとうまく付き合っていくために何が適切かを開示するならば

 

 

「運動してね♡」

 

 

これにつきます。

これしかありません。

 

 

 

次に②タイプの人。先に書きましたが、主に糖質由来の食欲の中毒症状に対しての見解です。

ここでは多くは書きませんが、現在世の中に出回っている糖質商品は極めて中毒性が強いものが多いです。

 

 

例えば「白砂糖」は初めて世の中に出まわった「合法覚醒剤」とも言われています。

急激な血糖値上昇と血糖値下降を引き起こし、低血糖症という症状になりやすい。

その血糖値乱高下が脳に及ぼす影響が、お腹が空いていないのに空いていると思わせる錯覚、禁断症状、依存性。

代表的な事例は、甘いものを食べてしばらくしたらまた甘いものが食べたくなる。あの感覚ですね。

 

 

最近ではその白砂糖より「小麦粉」のほうが血糖値の乱高下を引き起こすということも分かってきているようです。

遺伝子組み換えが原因です。麺類・パン、こわいですね。

 

 

②タイプの食欲の中毒症状になっている人がどうすればいいかは、結構複雑です。

少しずつ糖質の量を減らした食事内容に変えて上手くいく人もいれば、いきなり糖質オフに切り替えたほうが上手くいく人もいたりと様々なです。

これは食欲の中毒症状のレベルによって異なってくるのだと考えられます。

 

 

著者の経験に基づいてのアドバイスですが、糖質制限を考えたり実践するよりも先に、糖質以外の食事内容を変えたほうが中毒症状から抜け出すことは容易です。

 

 

・スーパーで買っていた野菜を無農薬野菜に変える

・発酵食品は本物を選ぶ

・サラダ油、キャノーラ油、マーガリンは使わない

・水道水・ペットボトルのミネラルウォーターは使わない飲まない

 

 

などです。

これは糖質の中毒症状が強烈な一方で、それ以外の食事でも思考回路を乱してしまう要素がたくさんあるからです。

最近では有名な話になりましたが、脳が思考を司っている一方、それよりも「腸」のほうが賢く、腸のほうが思考をコントロールしている事が分かってきています。

 

 

「お腹いっぱいだけど〆のラーメン食べたい!」

食べた結果、ギュルギュル、ウゲゲぇ、リバース。

これは脳がバグってしまっていて、本当はもう胃腸の許容量を超えているのにも関わらず更に食べ物を入れてしまった時に

「これ要らない。負担が強すぎる。お返しします。」

と腸が判断し、嘔吐を決定したんですね。

脳より腸が賢いというのはこういう事です。

 

 

ほかの事例としては、人間、脳死の植物状態は存在しますが、心臓死のように脳だけが活動して臓器が死んだ状態で生命が保たれているという事は、過去に誰一人としていません。

人間にとって「腸」の方が身体をコントロール出来るんです。

母体で赤ちゃんが育つときでさえ、脳より腸が先に形成されます。

 

 

だから胃腸を痛めつけるような食生活ばかり続けていると、糖質制限をしようとしても、それ以前に思考回路(脳)が追い付かない。

負のスパイラルに堕ちていくのです。

 

 

食欲の中毒症状になってしまっている人が、うまくダイエットを成功させていく時のコツは、

敢えて「糖質由来の食欲の中毒症状」には少し距離を置いて「それ以外の食の選定」を優先してみる。

結果的に、糖質や食欲に対しての依存度は自然と低くなっていきます。

 

 

 

まとめ

①タイプの「食べることが好きな人」は気にせず食べてその分運動してください!

②タイプの「食欲の中毒症状の人」は原因の主である糖質を制限する前にそれ以外の食の選定を優先してください!

 

 

 

きっと変わりますよ。

同じ「ダイエット」なら

楽しんだ者勝ち♪♪