2019/01/24
美しくある意図と純粋性、そして自己満足という嘘。
ボディメイクコラム
見た目を美しくすることはとても良い事です。その中で大切なことは、意図と純粋性です。
今回は見た目を美しくする意図と純粋性、そして嘘がないかについて意識と考察を向けていきます。
意識Ⅰ : 美しく在りたい人たち
美しくなくていいという人は中々居ないものです。人が美しくあろうとする理由は様々ありますが、その根底にある心理は次のような例が挙げられます。
・洋服を綺麗に着こなしたい
・自分に自信を持ちたい
・異性に好意を持ってもらいたい
・同性から褒めてもらいたい
・人気モデルの美しさに近づきたい
・自己満足
考察Ⅰ : 意図と純粋性と嘘
先述した意図はどれも素晴らしいものです。大切なのは、その意図を自分が理解できているかということ、そして自分に嘘をついていないかということです。嘘というのは例えば、本当は「異性に好意を持ってもらいたい」と思っているのに「自己満足」と片付けてしまうような事になっていないかなどです。
意識Ⅱ:自己満足という意図
先ほどの美しくなろうとする意図のなかで意外に多いのが「自己満足」と回答する人です。多くの人が回答しやすい「自己満足」ついて考えていきましょう。
考察Ⅱ : 本当に自己満足なのか?
自己満足とは、他人に意識を向けていない状態であり、自分だけで済むので「自己完結」ともいえます。
唐突ですが、美しくなりたいというその意図が「自己満足」という人に質問です。
Q 「この世界に自分ひとりだけしか存在しない」となった場合でも、その意図は自分の中で変わらないですか?
「世界にひとりぼっちなんて、そんなのあり得ないから!…」
そんな抵抗の声はひとまず置いておいて、これは深層を引き出すための仮説です。
答は、出ましたか?
この考察をすると見えてくる面白い部分は、大半の人は「自己満足のために美しくなろうとはしていない」というのが解ってしまうところです。
もし「自己満足のために美しくなる努力をしている」と回答していた人が、世界にひとりぼっちにされた時に、それでも「自己満足のために美しくなる努力を続ける」というならば、嘘のない意図と純粋性が伺えますが、「世界にひとりぼっちにされたらその努力を辞める」というならば、そこに嘘があったとも示唆できるのではないでしょうか。自己満足 (自己完結) のために起こす行動ならば、“ひとりぼっちの状況でも辞める筈がないのです”。
あなたは、どうでしょう?
何が言いたいかというと「人は人を意識して美しくなろうとする存在」である可能性が極めて高いということ。
そして「人目をきにして美しくなろうとすることが悪いことではない」という提示が出来ることです。
もちろん自分は自分ですので、誰かに似せた美しさの作りかたは「個人の在り方」から離れてしまいます。
「自分にしかない美しさ」を表現しようとする時、他人という投影を上手く意識すると、磨かれ、輝きます。
他人に振り回されることなく他人を意識し、自分の意図に嘘が無く、純粋性の高い「行動」を起こすことが出来るかどうか。その過程が「結果」を左右し、「個人の在り方」を確立していきます。
まとめ
いかがだったでしょうか。美しく在りたいという意図と純粋性、多くの人が回答する自己満足という違和感について意識と考察をしてきました。
以下にまとめを述べておきます。
・世間の大半の人は美しく在りたいと願う
・美しく在りたいという意図に嘘のない純粋性がより良い結果を生み出す
・自己満足の罠にきをつける
・上記をふまえながら行動を起こす
・本当に自己満足の人も居る
・純粋性(度)とは意図に嘘が無いほどに高くなる「係数」ともいえる