2016/08/12
美しい人が経験している負の要素
ボディメイクコラム
トレーニングもそうですが、何かに継続的に取り組んでいても「今日はなんとなくしたくない…」「最近あまりしたくない…」みたいな事、ありますよね?
そしてそうなってしまった自分の感情や思考が、駄目なものだと思ってはいませんか?
そんな時は、駄目とも思わなくてもいいし、罪悪感も感じなくていい。
そう、
何もしなくていいんです。
ポジティブシンキングなんてのも必要ありません。
だって氣分が向かなくて、したくないんですもんね。
いくらやると決めても、一定のモチベーションで保ち続けることなんてのは、トレーニングにしろ、仕事にしろ、色恋沙汰にしろ、家事にしろ、育児にしろ、各分野のプロでも無理なんです。
それなのに、いわゆる “ストイック” にしてしまって、半ば強制的に一定のペースやモチベーションを保とうとすると、どうなると思いますか?
「ドカーーーーン!!!」ですね。
実際に何が爆発するかは人それぞれだと思いますが、仕事が嫌になるだとか、身体が悲鳴をあげて全身が痛いだとか、蕁麻疹が出てくるだとか、不眠症になるだとか、失神して倒れるだとか、突然死だとか。
最悪なケースとしては、他人に当たってしまったり、傷付ける事ですね。
あなたの身体が風呂の釜だとしたら、もうとっくに適温の40℃を過ぎてしまってお湯は沸騰蒸発して空焚きになっているのに、氣付かずにまだ薪をくべて、猛烈に熱くなっているのが自分 (風呂釜) です。
本当は適温のお湯で周りの人を温めてあげて良い氣持ちにすることが出来る風呂釜 (自分) なのに、入る事はおろか近づきづらいほど熱くなっている。
それが無理をするということ、ストイックになるということです。
なのでそうなりたくない場合は、一見 【負 (陰) の要素】に見える、「サボる」とか「放棄する」という事をしてみると、意外と解放されて物事が上手く廻りだしたりします。
先程の風呂釜の話に例えると、薪をくべることをサボったり放棄して「適温に近づける」ということですね。
トレーニングも、仕事も、恋愛も、家事も、育児も、したくなくなったら休息したり放棄することが適切だと思います。または誰かに助けてもらいましょう。
一度サボったり放棄すると、不思議なことに「またしたい!」という氣持ちが湧いてきやすくなるし、次のステップが踏みやすくなります。
悪く言えば、「波があって安定しない」
良く言えば、「波があることでバランスがとれている」
でも結局のところは全てその波の繰り返し(陰と陽)で成り立っているのです。
もしサボったり放棄しても「またしたい!」と思わなければ、それは自分にとって本当にしたい事でもなければそのレベルの物事だったということです。迷わず手放しましょう。
≪ 美しくなるために経験しておきたい負 (陰) の要素 ≫
美しくなるための秘訣をまとめるなら、
「負(陰)の要素 = サボる・放棄する」を認めて受け入れる。
分かりやすく言えば「弱い自分を認めて受け入れる」でしょうか。
波がある自分を受け入れる。
認めて受け入れて、そこから自分に (で) 何が出来るか。
その過程が、人を強くするし、美しくする。
実際に美しくて魅力的な人は、男女問わず、自分の弱い部分や駄目な部分 (負の経験) を理解しているし、諦めているというよりかは「潔い」という印象を受けます。
では自分をずっと受け入れられないままの人は、どうなっていくと思いますか?
老けるんですよ。
≪ 心に残しておきたい言葉 ≫
「悪い時があるからこそ良い時を感じとれる」
「陰があるからこそ陽 (光) を感じとれる」
「波があって当たり前」
「極端だからこそ早く氣付ける」
すべて、必要な過程ということ。
著者はそう考えています。