2019/04/02
相手の立場になって考えるということ
マインド
相手の立場になって考えるということ
相手の立場になって考えるというのは難しい事かもしれません。
でも相手の立場になって考えれば、コミュニケーションは潤滑に進み向上していくものです。
今回は「観葉植物を育てる」という例に重ねて解説していきたいと思います。
さて、あなたは観葉植物を育てたことがありますか?
うまく育てられる人
枯らしてしまう人
大きく分けると、この二つになるでしょう。
どのような違いがあると思いますか?
枯らしてしまう人は、単に放置して水をあげない場合と、水はあげているのに何故か?枯れてしまう場合があります。
水をあげない人が枯らしてしまうのは至極当然だと思うのですが、水をあげているのに枯らしてしまう人は「自分でもなぜ枯れてしまったのか分からない」のだと思います。
そこで、枯らしてしまう人に質問です。
その植物に必要な、最適な水のあげ方(水の量・水をあげる頻度)を調べたり考えたりしましたか?
または最適な日光量、風通し、鉢の大きさ、土の種類・量、などを調べたり考えたりしましたか?
あなたは良かれと思って、なんとなくしていた植物に対しての「行い」は、果たしてその植物が喜ぶものだったでしょうか?
見えてきましたか?
うまく育てられる人は、それを考えているのです。
そして、相手(人)の立場になって考えるということは、言わずもがな、この状況と一緒なのです。
もしあなたに好きな人がいて、なにかをプレゼントしようとする時、必ず「あの人ならこれが好きかな?」とか、「あの人ならこれが喜んでもらえるかな?」とか考えるはずです。
人との関係なら、言葉を通じて今までの関係性が築かれていますので、まだ相手の立場になって考えやすいのですが、植物は話しません。
その植物の特性を調べて知らない限り、その植物が喜ぶことは出来ないのです。
自分がなんとなく「こうかな?」と思ってしていることは、まぐれがあったとしても、自分本位であり、「相手(植物)の立場になれていない自己満足」なのです。
植物の性質や個の特性を調べて、状態を観ながら、水のやり方や日光・風通し・土の調整を行う。
これが「植物との対話」であり、「植物(相手)の立場になって考える」ということです。
人間なら言葉を交わせるのですから、あなたに大事な人がいるなら、相手が何を望んでいるのかを聞いてみてください。
その相手の望みに自分が応えられるなら、応えてあげる。
反対に「相手の望みに応えられない」と自分が思ったなら、「応えない。」 というのも実は相手の立場になって考えた瞬間です。
「相手の立場になって考えるということ」
見えてきましたか?
そしてこの能力は、
「善」にも使えるし、「悪」にも使えることを忘れないでください。
植物(相手)の立場になって、植物を枯らすことも出来るという事ですから。
「自分は人付き合いが苦手だし、他人には興味がないから別にいいのさ!」
そう思っている人は、本当に心底そう思っているのでしょうか?
「心(こころ)」で感じとって、どうしたいか考えて、行動に移してみてください。
最後に、
実は今回の記事で最も伝えたかった事があります。
それは、
人は人から学ぶことも出来るが、植物や自然から学べることは思っている以上に偉大であり、壮大であり、それらは人間関係にも反映される相互作用だ、ということです。
そして此れを詠み取れるようになってくると 「森羅万象」 の理解が始まるでしょう。