2020/02/09
ぽっこりお腹をへこませるための3つのポイント
ボディメイクコラム
ぽっこりお腹をへこませるために必要な3つの大事なポイント
ダイエットに励む人ならば誰もが変化させたいと思う部位の1つが「お腹まわり」でしょう。
今回はお腹をへこませるにあたり大事なポイント3つを解説して行きます。
1. 体重を落とす
当たり前ですが、自分お腹の表面につまめる体脂肪がある場合、それを落とさない限りお腹はへこみません。つまんでもそれが体脂肪なのか筋肉なのか分からない場合は、息を止めてお腹にグッと力を入れて硬くし、それでも表面にあるつまめる部分が体脂肪=皮下脂肪です。お腹周りの体脂肪には2種類あり、「皮下脂肪」と内臓と内臓の隙間に入り込んだ「内臓脂肪」がありますが、いずれにせよ、体重を落とさない限りお腹はへこみません。
統計データでは、体重が1kg減ると、ウエストが1cm減るという研究もあるようです。
2. 重心を変える
ぽっこりお腹の原因は、立ち姿勢での重心が大きく影響しています。座り姿勢も大事ですが、優先順位は「立ち姿勢」→「座り姿勢」の順です。
具体的にどう変えるかというと、立ち姿勢においても座り姿勢においても今の楽な姿勢より「後ろ重心」を意識することです。
現代人は「前重心」に姿勢の重心が偏っていることが多いです。つま先で踏ん張って電車の揺れに耐える、つま先で踏ん張って階段をのぼる、前のめりになってパソコン仕事をする、などですね。前重心になると「お腹」「内もも」「お尻」が緩くなります。
前重心は緩くなりますので、後ろ重心はその逆で「お腹」「内腿」「お尻」が引き締まります。これは重力が存在するこの星の物理法則上、普遍的な法則ですので、お腹をへこませるための鉄則となります。
立ち姿勢おいては、「くるぶし・かかと」に骨盤や上半身の体重を乗せる意識。
座り姿勢においては、「骨盤より少し後ろ」に上半身の体重が乗る少しもたれているような意識です。背もたれがある椅子では、背もたれに背中が付かない状態でこの意識を行いましょう。
立ち姿勢でも座り姿勢でも、この「後ろ重心の意識」をするとお腹に力が入るはず。わざわざ腹筋をするより、普段の姿勢でコツを覚えてしまえば“日常がトレーニング”となりお腹まわりが引き締まっていきます。
3. 小麦粉食品を避ける
最新の科学では、小麦粉(輸入小麦を主とする)に含まれる「アミロペクチンA」というタンパク質が、“なぜか腹部に脂肪をつける”という事がわかってきているようです。ただ何故そうなるかのエビデンスはまだはっきりとはわかっていないようですが、現象として「小麦粉食品はお腹をぽっこりさせる」その事実は否めないようです。
ゆえに「小麦粉を食べるな!」とは言いませんが、主食として毎日「パン」「麺類」を食べること、頻繁に小麦原料の「お菓子」を食べることは「お腹をへこませるためには向いていない」ということになります。
ちなみ「ビール腹」という言葉がありますが、ビールの原料も小麦ですので、お腹がぽっこりしてしまうのはアミロペクチンAの原理からすれば理にかなっているのかもしれません。
いずれにせよ小麦、特に輸入小麦にはかなりたくさんのリスクがあります。アレルギー、免疫力低下、小麦粉食品への依存性など、できれば主食からは外したいところです。
現在日本での輸入小麦の流通量は全体の85%を占めています。「国産小麦使用」と表記がなければ、それは「輸入小麦」でしょう。
同じ糖質なら、「コメ」を強く推奨します。
【総論】
以上3つのポイントを参考にしてください。
がむしゃらに腹筋をしてお腹をへこまそうとしてもへこみませんので、「大事なポイント=コツ」を抑えることがぽっこりお腹をへこませる一番の近道となります。
より詳しい重心のコントロールは最寄りのパーソナルトレーナーへ。
より詳しい栄養のコントレールは最寄りの栄養士や、管理栄養士へ。
ぽっこりお腹・・・ 一番は「体重」ですよ。