ボディメイクコラム

Column

2019/03/24

体質を変えることよりも、体質を理解することが重要

ボディメイクコラム

 

 

 

 

 

 

 

体質とは、遺伝的要因と外的環境要因の相互作用によって形成される個人の総合的な性質とあります。

 

 

 

簡単に言うと、DNAに記録された先祖から引き継いだ性質と、生まれた後の生活環境によってつくられる性質が“影響しあって”完成され続ける「個人の体の性質」です。

 

 

 

明確にその比率(先天性:後天性)を数値化した文献は確認できませんが、

圧倒的に先天性(DNA)が優位であることは間違いありません。

 

 

 

以下のような先天的な体質の例が挙げられます。

 

・生まれながらにして皮膚が弱くアレルギー体質である。

・下半身が太りやすく、上半身が痩せやすい。

・牛肉を食べるとお腹を壊しやすいが、豚肉と鶏肉は問題ない。

・慢性的な貧血である。

 

 

 

後天的な体質の例は以下のようなものが挙げられます。

 

・花粉症がひどかったが、食生活を見直したら症状を改善できた。

・日常で息が上がりやすかったが、睡眠時間を増やしたら改善できた。

・運動習慣をつけたら太りにくくなった。

 

 

 

上記のように「後天的に体質を変えた」という現象は確かにあるのですが、実はこれは体質を変えたというよりも

実際には「先天的な体質を理解し、その改善策を身に付けた」ということになります。

生まれ持った体質は基本的に“変わらない”のです。

 

 

 

これは著者個人の仮説ですが、後天的な外的環境要因が、先天的なDNAの性質の変容に及ぼす影響レベルは、1%以下と考えています。しかしその一滴の影響が子々孫々繋がって、人は進化、または退化していくのだと思います。

 

 

 

大事なことは、生まれ持った自分の体質を理解し、それに対して何が出来るかを考え、実践していく事です。

 

 

 

例えば他人がある方法でダイエットに成功していたとしても、その人の体質にあった方法であったことは間違いありませんが、あなたの体質にあう方法かどうかは別物です。

 

 

 

他人の真似ごとは、他人に近づいてしまうのです。

 

 

 

自分がどのような体質(DNA由来の先天的な体質)を持っているかを思い当たる限り

リストアップすることをお勧めします。

 

 

 

そして、行動に移してください。