ボディメイクコラム

Column

2017/12/07

何を考え、どう対処するか

ボディメイクコラム

 

私たちパーソナルトレーナーは、個人の能力や目的に合わせてトレーニングプログラムを構築します。

 

頭の中で設計しているトレーナーもいれば、書面に起こし、計画書のように綿密につくりあげる人もいます。

 

著者はどうかというと、綿密にはつくりません。

 

なぜかと言いますと、トレーニングを中長期で進める中で、お客様(トレーニー)の状況は刻一刻と変化しているので、綿密に作りすぎると融通がきかなくなりますし、方向転換、軌道修正をした時に意外と無駄が多くなってしまうからです。

 

もちろんまったくトレーニングプログラムを作らない訳ではなく、大まかにはつくり、お客様には目標設定もできるだけ明確にしてもらいます。

 

一定の期間での目的と目標を決め、段階的ゴールを幾つも設定しておくのが効率のいいプログラムではないかと考えます。

 

例外としては、1ヵ月や2ヵ月といった短期間でのダイエットプログラムは、包括的かつ綿密に計画書をつくるべきでしょう。(運動・栄養・休養のトータルプログラム)

著者は短期ダイエットの指導は専門外ですので、ここでは割愛します。

 

さて、ようやくタイトルを紐解いていきますが、シンプルに、トレーナーはひとりひとりのお客様に対して常に「何を考え、どう対処するか?」を基盤にしています。

 

 

●一定期間の目標に対して達成できたか否か。次の目標設定はどうするか。

●ある動きに対してフォローを入れるべき助言や物理的サポートは何か。

●アドバイスした食事管理ができていない理由はなにか。今後どうするか。

 

 

トレーナーはさまざまな領域において「何かを考えて、対処の方法を探っています。」

 

そしてこれがマンツーマン指導のパーソナルトレーニングの醍醐味でしょう。

 

反対にこれを基盤に出来ていないパーソナルトレーナーがいたとしたら、とても残念です。マンツーマン指導をしているの指導者なのに、ディスカッションがなく、一方的にセッションを進めてくるトレーナーはあまりお勧めできないと著者は考えています。※著者個人の見解です

 

 

「何を考え、どう対処するか」

質の良いトレーナーは常にこれを基盤にしています。

 

 

そして、実はお客様にも求められるスキルと言えるでしょう。

 

 

あなた自身は、自分の目的や目標、実際の行動に対して「何を考え、どう対処していますか?」

 

 

受動と能動のバランスをとりましょう。