ボディメイクコラム

Column

2020/02/21

パーソナルトレーニングの醍醐味 -五感の外-

ボディメイクコラム

 

 

 

 

 

 

パーソナルトレーニングの醍醐味はどこに見出すべきでしょうか。

 

 

 

 

 

 

一般的には、有料・無料問わず、インターネットや書籍で出回っているトレーニング法では分からない、または気づかない部分をトレーナーが的確にアドバイスできる、それをお客様が理解できることにあります。

 

 

 

動画サイトや書籍など、一方通行型の視覚情報、聴覚情報によって得られるノウハウを一般の方々が自身で再現するのは非常に難しいです。出来ているのか出来ていないのかの双方のキャッチボールもできません。

 

 

 

最近ではオンライントレーニングといって、画面越しにリアルタイムでやりとりする方法を使っているトレーナーいます。これは出来ているか出来ていないかのキャッチボールがある程度出来ます。

 

 

 

視覚情報、聴覚情報、そしてキャッチボール、この3点をクリアしても決定的に足りない情報があります。

 

 

 

 

 

 

【情報ツールでは得られない情報とは】

インターネットや書籍といった視覚情報、聴覚情報とはちがう大切な情報、それは「触覚情報」です。

 

 

 

触覚情報とは、「自分とは違う外の物に触れたときに発生する感覚」です。それは人であったり物であったりします。

 

 

 

ここから一般的には語られない「パーソナルトレーニングを受ける醍醐味」を2つ解説していきます。

 

 

 

 

 

 

【パーソナルトレーニングの醍醐味】

パーソナルトレーニングを受ける醍醐味の1つ目は、先ほど述べた「触覚情報」です。トレーニングを行うお客様に対してパーソナルトレーナーが「必要な接触を必要な部位に行うこと」です。

 

例えばお尻の筋肉を鍛えたい時は「股関節」の動きが重要になってくるので、股関節付近の部位に触れる。背中の筋肉を鍛えたい時は「肩甲骨」の動きが重要になってくるので、肩甲骨付近の部位に触れる、などです。

 

その部位に外部的な感触を与えることで神経の通りを促すことが出来ます。

 

その際、トレーナーとお客様が異性である場合は特にですが、承諾を得た上での「秩序ある接触」が必要になります。承諾を得られない場合は「触れない選択」も必要になってきますが、本来、人間同士が触れ合うことに意味があります。

 

 

 

2つ目は、人と人が触れたときの「電位の伝達・交流」です。

人と人の接触は「電位の伝達・交流」だからです。例えば静電気がパチッとなることはその証拠です。

 

真意は、「触れる側(トレーナー)」の意図や意思が「触れられる側(お客様)」に電位となって伝わるという事です。

これは「脳」による具体的“思考”ではありません。

 

接触そのものは五感の一つですが、意図や意思は「五感とは違う感覚」です。

 

“それは頭脳から発生する「意識」というものだよ。” そう聞こえて来そうですが、この内容は科学的根拠を抜きにして感じ取って頂きたい部分です。

 

「意識」と聞けば頭脳に血が集まり、「意図・意思」と聞けば、頭より下の「喉や胸あたり」に血が集まってくる気がしてこないでしょうか?感度の強い人ならお腹あたりに血が集まる感覚があるかもしれません。

 

 

 

ここまでのことで何が言いたいかというと、トレーナーが携えているトレーニングスキルがあり、それをお客様に上手く実践してもらいたいという“思い”がある時には、「触れる事による触覚情報(物理)」と同時に、物では発生しない「意図や意思の伝達(非物理)」が発生し、物理的な効果の底上げ比率が高くなる、ということです。

 

 

 

一般には語られることのないパーソナルトレーニングを受ける醍醐味やメリットの深層です。

 

 

 

もしかしたら「電位」というものの根底は「心」から来ているのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【“○○○○”パーソナルトレーナーは避けましょう】

トレーナー側が上手く実践してもらいたいという意図や意思が無い状態(そのような事があってはいけないですが)では、お客様に触れてもその電位は伝わりません。または接触を拒否されている訳でも無いのに横着して触れることのない“口で説明するだけのパーソナルトレーナー”も指導者としては良くありません。「“触れない”パーソナルトレーナー」は避けましょう。

 

 

 

医療の現場でも「聴診器や触診で診察をする内科医を信頼しなさい」と言われることが有るのですが、その所以は視覚情報と聴覚情報の他に「電位の伝達・交流」の影響が関連しているのではないか、ということも示唆されます。

 

 

 

 

 

 

【お客様も鍛える意図や意思は明確に】

お客様側においても「上手く実践して効果を出したい」という意図や意思が無い状態、または低い状態では、トレーナーから伝わってくる電位に対してブロックが入ることや、ノイズが発生して「感覚的に分からない」という状態が続いてしまいます。

 

 

 

大事なのは、お互いの電位の交流です。お互いが同じ方向に向かって進んでいく必要があります。

 

 

 

 

 

 

【総論】

パーソナルトレーニングの醍醐味は、動画サイトやオンライントレーニングでは得られない「触覚情報」による物理で効果を出すことが1つ目、電位伝達・電位交流による意図や意思という「五感の外」で効果を出すことが2つ目です。

 

 

 

 

 

 

その前提は「お客様とトレーナーが同じ空間にいること」です。