ボディメイクコラム

Column

2020/03/09

デジタル 健康 アナログ

理念・哲学

 

 

 

 

 

デジタル時代に必要なアナログ行動の必要性

 

 

 

 

 

 

現代のフィットネス産業を利用する多くの消費者は、運動不足の解消や生活習慣病の改善、または見た目を良くしたいという目的で、トレーニング、ダイエットやシェイプアップに励んでいるというのが事実でしょう。

 

 

 

 

 

 

ここで考えてみて欲しいのです。

 

 

 

 

 

 

なぜそのような状況に「自分のからだ」がなってしまったのでしょう?

 

 

 

 

 

 

自分のせいでしょうか?

 

 

 

 

 

 

少し、違います。

 

 

 

 

 

 

その答は「世の中がどんどん便利になっているから」です。

 

 

 

 

 

 

簡潔にいうと「デジタル化」の社会構造になっているという事です。

 

 

 

 

 

 

みな、当然のようにネットショッピングや宅配型の食事を利用します。

 

運動不足解消の目的でジムに行くその手段は、車、ガソリン、駐車場を使い、どこでも無料で行えるウォーキング、ランニング、維持費が極めて少ない自転車などには乗らず、じっとして移動し、有料施設で励みます。これも一種のデジタル化ですが、大変裕福です。

 

車の所持台数の増加と生活習慣病患者数の増加グラフが同調しているという統計データもあります。

 

 

 

 

 

 

このような現象が発生する所以は「GDP向上のため」という国の施策から来るものなのですが、深掘りすると長くなりますので今回は割愛します。

 

 

 

 

 

 

便利になるがゆえに運動不足が進み、体型に不満が出る人や生活習慣病患者が増える。

現代人は、このことに対して一度立ち止まって考える必要があります。

 

 

 

 

 

 

では、私たちが“いま”できることは何でしょうか?

 

 

 

 

 

 

それは「アナログ化」です。

 

 

 

 

 

 

体調不良や病気・運動不足を解消・改善するためには、「アナログ化」が必要なのです。

 

 

 

 

 

 

ネットショップを利用する頻度を少なくする。車の利用頻度を少なくする。

手軽に手に入ったり、ラクに何かが出来るような事から少し距離を置く必要性があります。

 

現実的に完全にやめる必要などありませんから、少しでもいいのでアナログ行動を具現化し、「自分の身で動く頻度」を増やさなければいけません。

 

 

 

 

 

 

便利で無かった時代においては、“生きて行くための行動そのもの”が「運動」でした。もっと言えば、元来、意識的に運動を、ましてやお金を払ってまで運動をしに行く必要性はありませんでした。

 

 

 

 

 

 

念のため言っておきますが、個人が悪いのではありません。

デジタル化によって便利になった社会構造が悪いのでもありません。

 

 

 

 

 

 

テクノロジーの進化はとても良いことです。

 

 

 

 

 

 

ですが、その「利便性の代償」を踏まえた上で、根本的な健康と見た目の美しさを阻害する「デジタル化」に負けないで頂きたい

 

 

 

 

 

 

いくら医療やテクノロジーが進化し続け、利便性の代償をそれらでカバー出来たとしても、人間に元々備わった「本能に帰属する健康」を超えるものなど存在しません

 

 

 

 

 

 

大事にして頂きたいのは、自分の見た目や健康もそうですが、何世代も先に生きる人たちに「腐ったDNAや理念」を渡さない事です。

 

 

 

 

 

 

現在は過渡期です。

 

 

 

 

 

 

有料で運動を行える施設を利用することを辞める必要はありませんし、大いに活用してください。しかし、「アナログ行動の具現化」にも力を入れる必要があります。

 

すぐではないですが、近い将来、

 

 

 

 

 

 

フィットネス産業は著しく衰退します。

むしろ早期に衰退すべきです。

 

 

 

 

 

 

デジタル化が進む現代における健康に必要な「アナログキーワード」は、

「誰かのためになる」ことです。

 

 

 

 

 

 

電車で席をゆずる。

山・川・海にゴミ拾いをしに行く。

育児中の母親の家事を手助けする。

年配の方が持つ重い荷物を引き受けてあげる。

身体的に不自由な人の手伝いをする。

自分で食べるものを自分で作り、人と交換する。

 

 

 

 

 

 

本来の運動は、上記のような行動の積み重ねで十分担えるのです。

 

 

 

 

 

 

「デジタル」を利用して間接的に誰かの為になる事より、目の前にして「アナログ」で誰かの為になることです。

 

お金の必要もなければ、互いの心も満たされるのではないでしょうか。

 

偽善だと思ってもいいから、先に行動すればいいのです。

 

 

 

 

 

 

現代人は、デジタルが進化する分、アナログの幅を保たなければなりません。

 

 

 

 

 

 

それが “健康にどちらをも生かす” 手段となります。

 

 

 

 

 

 

健康は常にデジタルとアナログの間を彷徨っています。